立山黒部アルペンルートの旅へ。
山へ向かうにつれ徐々に天気は崩れてゆき、黒部峡谷鉄道始発駅の宇奈月駅へ到着した頃には土砂降りに。
こいつが牽引します。
トロッコ車両は、屋根はあるものの壁がございません。雨降ってるし。壁ないし。どうなの。
心配しながらの出発でしたが雨足は少々弱まり風も無く車内に雨が吹き込むことは無く安心。
雨のおかげで山々は雲に隠れ幻想的な風景を見ることができました。
お城の一部みたいな発電所。
増水した濁流にのまれる重機。
鐘釣駅で下車し、万年雪をチラリと見たらもう折り返し。
こんな険しいところに良くこれだけの車両を通したものだと感心することしきり。
もともと資材を運ぶためのものとして作られたものが後に旅客用としても使用されるようになったと。
ありがたく眺めさせていただきました。
線路と平行して人ひとりがようやく通れる程度の大きさのトンネルが作ってあります。
冬になると豪雪によりこの鉄道は使えなくなるため、ダム工事の頃はこのトンネルの中を片道6時間ほどもかけて工事の地点まで徒歩で向かったそうです。
ものすごい苦労があったんだろうなあ。
険しい自然ということはそれだけのエネルギーを秘めているということ。
この山々が持つエネルギーを水力発電という形に変えているんだね。