Hyper-V ゲストから SAN 経由のテープバックアップはデバイスを選ぶみたいだ

テープなどにバックアップデータを送るバックアップサーバは物理機に立てるもんだったけど、そろそろ仮想機でもイケるんちゃうかなと挑戦してみた。

とりあえずは動いてるみたいに見える状態になった。

Windows Server 2012 R2 をホストとしてホスト側には FC HBA を接続してある。NPIV 対応のモノである。qlogic qle2462 と qlogic qle2564 のカードを使った。SAN スイッチは Brocade の 4G のもの、テープライブラリは LTO6 のもの。

ゲストにも Windows Server 2012 R2 を入れバックアップソフトウェアを導入し、仮想SAN経由で接続しておりデバイスマネージャではテープライブラリもテープドライブも正常に認識している。

以下の記事にあるような感じだ。

How to Connect and Configure Virtual Fibre Channel, FC Storage and FC Tape Library from within a Virtual Machine in Hyper-v Server 2012 R2 | Blog by Raihan Al-Beruni

バックアップを一発流したところでは普通に動いていた。物理機で繋いでいたときと遜色ない速度でデータが流れていく。良いではないか、良いではないか。

しかし何度かテープ操作をしていたところ、タイムアウトのエラーが表示されるようになった。

“read operation failed with the OS error – 121 the semaphore timeout period has expired” と、このようなモノである。

上記リンク先の記事のコメント欄にも、同様のエラーに見舞われてどうにもならないという人がいる。

マウントはできる、そこから WRITE の命令を出すのはできる。REWIND や SEEK の操作をしようとするとこのエラーが出る気がする。

net HELPMSG 121 コマンドで何か情報が出るか?と思ったけど、「セマフォがタイムアウトしました。」だけで、まじかよ。

HBAがダメなのかな。ほかに Emulex のカードもあるけど差し替えてテストするの激しくメンドクサイ。

もし SAN SW がダメだとすると、わりと最近の機器にしないとダメなのかもな。これ結構派手な値段するぜ。

同じ機器構成で、バックアップサーバが物理機だと問題は出ない、仮想機経由だとこの問題が出るみたいだ。

数年前の機器をまだまだ使い続ける場合は、バックアップサーバはおとなしく物理機で構成しろって事かな。