■Proxy( squid ) のセットアップについて

◇入手方法、インストール

以下からGETできます。

ftp://squid.nlanr.net/pub/

今回は、"squid-2.2.STABLE5-src.tar.gz" を使用しました。

まず準備します。

$ tar zxvf squid-2.2.STABLE5-src.tar.gz

"squid-2.2.STABLE5" というディレクトリができて、その下に展開されます。
後は make 一発です。

$ ./configure --prefix=/usr/local/squid prefix 設定はデフォルトのままなので省略可
$ make all
$ su
Password: (password)
# make install インストールはrootユーザで行わないとエラーになりそうな気が

※上記手順が面倒なら RedHat の CD-ROM に付いてる rpm パッケージでカンタンインストールができます。

◇設定

/usr/local/squid/etc/squid.conf

このファイルを編集します。
ほぼデフォルトで動きますが、一部修正をします。

#http_port 3128

デフォルトでは http ポートが 3128 になってます。
今回は 8080 にしました。

http_port 8080

コメントを外して上記のようになります。

cache_mem 192 MB

この項目はキャッシュに使用するメモリ量です。
デフォルトでは8MBですが、速度確保のため贅沢に使います。

cache_dir /usr/local/squid/cache 100 16 256

この項目はキャッシュディレクトリの設定です。
デフォルトでは 100MB 取るようになってます。
今回はディスクに余裕があるので 1000MB 取りました。

cache_dir /usr/local/squid/cache 1000 16 256

このようになります。

(注意)
2.3STABLE1 から 記述法が変わっています。
キャッシュファイルのタイプの記述が必要になりました。
Ex. cache_dir ufs /usr/local/squid/cache 2000 16 256

あとはアクセス制御の部分。

http_access allow all

を追加し、

#http_access deny all

コメントアウトします。

squid は nobody ユーザ、nobody グループで動くようになっています。
squidがきちんと動いてくれるように、ファイルシステム上の設定をします。
squidディレクトリの属性を変更します。

$ chown nobody.nobody /usr/local/squid/*

◇初めての動作

最初にキャッシュディレクトリを作成します。

$ /usr/local/squid/bin/squid -z

これだけでOK

◇動作

$ /usr/local/squid/bin/squid

で動作します。

$ /usr/local/squid/bin/RunCache

とすると、もし落ちた場合自動的に上げ直してくれます。

あとは /etc/rc.d/rc.local に

su nobody -c "/usr/local/squid/bin/RunCache &"

とでも書いておけばサーバ起動時に起動してくれます。

動作したら、ログの解析をしてみましょう。

 

■今回の作業対象 Proxy server について


本体 IBM Netfinity 5500 M10 (いわゆるPC Server)
HDD 9.1GB x 3 (RAID-5) (SCSI H/A = IBM ServeRAID2)
OS RedHat 6.1 (English)
Proxy squid 2.2 STABLE 5
Kernel 2.2.14


■ NetFinity への RedHat のインストールについて


(個人で使う方には、あまり役立たない情報 )

RedHat6.1 の CD-ROM から Boot し、通常 install で問題なくOK。
ServeRAID も問題なく認識。
VideoCard も問題なく認識。
ただし最近の S3 製 Trio3D 以降のマイナーなチップだと危険かも。
Xを使わないのであれば問題なし。
XFree86 3.3.6 なら他の Netfinity でも行けそうな気が。

Moriya / moriya@s1.xrea.com