ATOK のアクセルモードってなんだ

ATOK Passport を使っている人は 7月2日よりパワーアップモジュールというのが配信されてきます。なんだコレと思ったら「変換動作や変換候補表示など変換に伴う動作を、最大25%も高速化」するらしいです。マジか。

早速設定画面を見てみます。

初期状態では自動になっていました。

自動 - マシンの性能に応じて最適な設定を自動的に検出します。適切な辞書と省入力データのアクセスを高速化します。

自動以外の選択肢は以下のような感じです。

使用しない - アクセルモードを使用しません。

ローエンドモデル向け - 比較的性能の低いマシンに最適化した設定で動作します。標準辞書と標準省入力データを高速化します。

ミドルレンジ向け - 一般的な性能のマシンに最適化した設定で動作します。初期状態で使用する辞書と省入力データを高速化します。

ハイエンドモデル向け - 性能の高いマシンに最適化した設定で動作します。全ての辞書と省入力データを高速化します。

さてアクセルモードの設定で何が変わっているのかなと Process Explorer で見てみました。

選択するモードによって、メモリの Type が Section のところに出てくるファイルの数が変わります。ハイパフォーマンスを選ぶとたくさんのファイルをメモリにマッピングしますし、性能値を下げると Section のところに出てくるファイルの数が減ります。たぶんメモリに乗せる辞書ファイルの数をここで決めているのだと思います。強い機械なら必要辞書を全部メモリに乗せて変換を高速にしようとかいう感じなのかなと思いました。

で、実際速くなりましたか?元々遅さを感じてなかったので速くなったかと問われると正直わかりません。昔から全く困らない速度で動いてるとも思います。