Windows 10 Threshold 2 アップデート最初の画面でちょっとびっくり

普通の Windows 10 Pro を使っておりました。Windows 7 からアップグレードしたものです。

ここに Windows 10 Threshold 2 と呼ばれるもの「Windows 10 バージョン 1511、10586」 が Windows Update で一般ユーザにも流れてきました。

ほんと普通の修正プログラムのように Windows Update で流れてくるので、ほとんどの人がそのまま適用しちゃうんだと思います。ていうか自動で適用されちゃうんだと思います。

そして再起動後、初回ログイン時に「あれ?」っていう気持ちになります。

いきなり全画面ブルーで「PCの設定をしています」そしてその次に「すべてのファイルはそのまま元の場所にあります」

いきなり何を言い出す?普通に再起動してログインしてファイルの場所が変わってたらビビるわ。ファイルは元の場所にあって当然でしょう。敢えて言われると不安になります。

そして「新しい機能が追加されました」「PC の電源を切らないでください」

新しい機能についての説明が全くありません。どんな機能が追加されたのか全く教えてくれないのでどうやって新しい機能を享受すればいいのかわかりません。この突き放しっぷり。そしてPCの電源を切らないでくださいという今更の文章。TVでいうと、ちょっと待ってチャンネル変えないでください!みたいなものでしょうか。もうちょっと我慢して!という意味でしょう。

Windowsの機能向上のために調整を行いました」

調整、何をどう調整したのか、前画面の新しい機能についてと同じく説明がないので、もし何か違和感があってもそれが調整によるものなのか不調なのか判断が付かないであろうところがアツいです。不具合だろうが何だろうが「調整の結果です」ということにしておけばよいのでしょう。

「さあ始めましょう」

そういうの出さなくていいからさっさとデスクトップ画面出して下さい。

さてログイン直後のデスクトップ画面、特に違和感ありませんね。今まで通りのような気がします。「すべてのファイルはそのまま元の場所にあります」の言葉は正しかったのでしょう。

さて、とテキストエディタを開くと日本語入力の方式が Microsoft IME になっています。このアップグレード前までは ATOK 使っていたのにな…

と思って ATOK に切り替えたら。ATOK が僕のことを忘れています…

シリアルナンバーとオンライン登録キーを入力しろという画面が出てきました。ATOK インストール直後の未登録状態と同じになっています。アップグレード時にこの辺の情報はそのまま引き継がれなかったようです。この調子だとレジストリの中身についてほかにもいくつか引き継がれてないんじゃないかと少々不安です。

と操作をし始めると、キーボードレイアウトを変更している情報も初期値へと戻されていました。僕は Change Key で「変換」キーや「カタカナひらがな」キーを「半角全角」キーへと置き換えていたのですが、そのカスタマイズ情報がなくなっていました。もう一度設定をしました。

従来の Windows におけるサービスパック適用ではここまで突っ込んだところは変更されなかったので、今までとはちょっと違う感じですね。

今後もアップグレードごとに従来の情報をちょいちょい忘れるのかもしれません。どこかに記録を取っておく必要がありそうです。

それと。

イベントビューアの内容(イベントログ)が消されていました。アップグレード後の情報しかありません。アップグレード前のイベントどうだったかな、比べてみよう、と思って開いてみたら古い情報がごっそりなくなっていて、なんだこの潔さは…見られたらまずいものでもあるのか…とドキドキします。