Win10の右下にシステム警告やMcAfeeインストールのお知らせが出る

母から「パソコンに頻繁に警告が出るのだけどどうしたらいい?」と連絡があった。

こんな時はクイックアシストである。クイックアシストで実家の母のパソコンに繋いで画面を見せてもらった。

ほほう、確かに「システム警告」が出ている。しかし文章が変だ。「デバイスが悪意のあるソフトウェアによって損傷している」とか「PCにインストールする許可を求めるウイルス」とか。スクリーンショット取り忘れたが、この次にはMcAfeeの更新をしてくださいのポップアップも出てきた。

EDGEのアイコンが出ていたり、URL 表示が typiccor.com となっていることからわかるが、コレは EDGE が出している画面である。よそのサイトからの PUSH で出している画面である。現時点ではなにか危険なプログラムを埋め込まれているわけではない。

ユーザに、システムからの警告であると思わせるように作ってある広告という感じである。このポップアップが出ていること自体は問題がないというかシステムにダメージがある状態ではない。

EDGEの「サイトのアクセス許可」を見るとたしかに知らないものが入っている。上記ポップアップのドメインからのものを許可してある。何かの広告で出てきたものを許可してしまったんだろう。不要なので許可リストから削除した。

よろしいですか?よろしいですか?とたたみかけられるととりあえずハイを押しておくという流れに慣れきった人たちは、サイトからのPUSHを許可するかという確認画面が出たらあまりよく読まずに許可を押してしまうのだろう。

システムとしてはユーザが知らないうちに勝手に設定が変わらないよう必ず確認画面を出すようにしているのだろう。しかしその確認画面の意味を理解できる人は思いのほか少ないはずである。

PUSHは便利な仕組みなのだけど、悪い人にとってもユーザの画面に手を出せるなんてとても魅力的な機能だろう。こうやって便利を邪悪が上回ってしまうとまた使われなくなるんだろうなあ。