...pudding - diary

_ [オンガク] 増刊ミドリカワ

ミドリカワ書房のライブイベント「増刊ミドリカワ」を観に行ってまいりました。

一人ギター弾き語りで、普段やらない曲を演る、というコンセプトのステージであります。

というわけで、ほとんどが未発表曲でありました。

前も書いたかと思うんですけど、この人の歌い方はとても聞き取りやすく、何を歌ってるかがよくわかります。

初めて聴く曲でも歌詞世界の情景がスッと頭に入ってくる。そういうところがすごく良いと思います。

とにかく1曲目の「鯖」でガツンとやられました。とにかく鯖の良さを歌ってます。鯖への愛が詰まりまくってます。すごくテンポ良くてテンション高いです。これはすぐさまシングルカットしていただきたい勢いです。鯖関連の商業組合あたりから感謝状を受け取れそうなくらいです。

そして「今まで否定され続けて封印してたけど、自分が書いた中で一番文学的であり、自分が良いと思う物は良いはずだ」と封印を解いたという曲「おめぇだよ」。封印してただけあって、これは痛い。

聴いてて途中で辛くなってくるんですよ。淡々と情景がとてもゆっくりと語られてゆくんですけど。スローモーションで風景が流れているようで、言葉が一つずつ丁寧にごっすんごっすん刺さってくるの。さっと聞き流せないの。

全体を通じて。無理矢理例示すると、さだまさしっぽいとは思いました。

あと、会場の 7TH FLOOR は入り口のエレベータが狭くて入退場が大変でした。