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2012-06-17
_ [いろいろ] ベストセラーおだわらちょうちん作りを体験
こどもちゃんが小田原提灯を作る体験教室に行くというのでついて行きました。
小田原提灯とは。江戸時代に小田原の甚左衛門が考案したとされている提灯で、3つの優れた点があったため大変たくさん売れたとのことです。
1つめは、提灯のフタ。大雄山最乗寺(道了尊)の霊験あらたかな杉で作られており、これを持っていると魔除けになり、暗い夜道でも化け物にあったりしないお守りになるという点。
2つめは、コンパクトさ。上下のフタの径に差がつけられており、たたんだとき上手く組み合わさるようになっているため長旅でも邪魔にならないという点。
3つめは、丈夫さ。火袋の蛇腹に用いる芯の竹ひごが断面が四角であり和紙との接着面が広いため丈夫になっているという点。
そのうえ当時の箱提灯1つの価格で小田原提灯が10個買えるくらい安価だったため、江戸時代のトラベラーたちの間でベストセラーとなったそうです。
作ってる風景はこんな感じでした。専用の組み立て用スタンドに竹ひごをくるりと巻くこと12本。ここにイラストをしたためた和紙を貼ります。
組み立てスタンドを解体すると、火袋を取り出せます。上蓋と下蓋はさすがに最初から準備されていたものです。こいつを取り付けて完成です。せっかくなので夜になるのを待ってろうそくをともしてみました。
まあこんなかんじです。こうやって提灯の形になって蛇腹の中に組み込まれ中からろうそくのあかりで照らされるとどんなイラストでも味が出てくるモノです。
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