...pudding - diary

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2018-05-17

_ [Hardware] IT機器の「国産」に思うこと

洋服、食べ物、住居、様々な分野での国産信仰というのがあり、僕も例えば食べ物は国産が良いのではないかとイメージだけでそう思っている。

実際にそれらの生産から流通までの仕組みを知らないので、ただただ信仰心だけでそう思っている。そこに信頼に足る何か情報があればきっとすぐにころりと気分を変えるのだと思うけども。

IT機器においてはどうか。IT機器分野での国産というのはどうにも残念な空気感が漂ってしまう。国産製品といえば、関係各所や自社内製品ヒエラルキーなどを考慮して性能は抑えめ、イノベーションのスピード遅め、割り切れないままの最大公約数な機能搭載、そのくせ国産ラベルのおかげでお値段高め、といった具合だ。

パッケージングは国内かもしれないがそこに使われている部品はもうほとんど外国産だろう。だったらもうその外国メーカーのものをそのまま買えばいいじゃないか。

国産ラベルでたぶん期待されているのはその品質という部分においてであろうかと思われる。5年10年使うものであれば品質面を考慮するということは大いにある。しかし進化の速い(陳腐化の速い)IT機器は3年そこそこもてばいい。そのくらいたつと規格が変わっているのだ。長期にわたって使い続けるわけではないのだ。こうなってくるとIT機器における国産のありがたさというのは、なんだ、気持ち的な安心感、そこだけなのだろうな。


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