...pudding - diary

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2011-04-09

_ [Xperia arc] 指先によるタッチオペレーションは文章入力に適さないのか

Xperia arc はとても快適である。

広大な画面、軽快な反応。

ブラウジング環境としてはたいそう快適で、次々にページを繰っていったり、様々に情報収集をしたり。

高速な回線と相まって、どこにいても情報が手元に降ってくるこの快適感。


だがしかしそれも、こちらが情報を発信するという段になると突如不便になる。

これはたぶん入力というものに重きが置かれていないのではないかなと勝手な想像をするのだけれども。


ちょっとこの画像を見ていただきたい。

左は WILLCOM WS011SH W-ZERO3 Ad[es] : Windows Mobile 6.1 、右は docomo SO-01C Xperia arc : Android 2.3


Xperia の方が断然画面が大きい。なのに情報量は半分程度しかない。

ソフトキーボードの大きさも全然違う。せっかくの広大な画面の半分を操作部が占めてしまっている。

※ Xperia もフォントサイズを小さくすれば、一画面における情報量を増やすことは当然可能だが、そうすると指先での操作性が格段に落ちる。


これは、スタイラスでの操作を前提としているか指での操作を前提としているかの差であろうと思う。

スタイラスであると、細かいところをピンポイントで指定できるため、範囲選択も容易だしソフトキーボードのキーが小さいことについても同様に細いスタイラスでポイントするため問題にならない。

ボタンを小さくできるため、Ctrlや仮名英数キーを画面に用意できている。

またベースがWindowsの操作体系に似せてあるため、Windowsと同様にCtrl+c、Ctrl+v、Ctrl+x、などのクリップボード操作系も問題なく使える。


Android 機は指先での操作を前提としているため、文字やボタンを小さくすることができない。このためせっかくの大画面を持ちながらも一覧性に劣る。

範囲選択やそれに関連する動作が辛い。指先の接地面が広いため、文章内の特定の一文字をポイントするのにかなりのストレスがある。

さらにそこから範囲選択となるとなかなか思い通りに行かない。特に画面のはしっこの操作が辛い。右端を選択したいのに、下端を選択したいのに、という操作を無視されがち。範囲選択にカーソルキーを使わせてくれ!

こういうときにハードウェアキーの優秀さを思い知らされる。


Android では(PoBOX しか知らないのだが)ソフトウェアキーボードも、指での操作を前提とするため場所を多く取れず Ctrl などの特殊キーは省かれている。

もっとも Android では Windows のような操作体系を持っていないため、文字列のコピー貼り付け切り取りなどもいちいちタップしてメニュー出して操作するということになるため、Ctrl キーなどは必要ないのだが。

しかしもう文章の編集スピードが全然違う。いちいちメニューを出すことによって思考が中断される。これはつらい。

いまのところ、指先でのタッチが中心となる Android 機で長文入力はたいそう苦痛であるという状態。


画面半分をキーボードに奪われ表示されている字も大きいという状態なのでパッと見渡せる文字量が断然少なく、前後を見て推敲するなんてことはまず無理なんじゃねえかと今のところ思っている。


Xperia pro というのがそのうち出るそうじゃないですか。横スライドの QWERTY キーボード付き。これに期待したい。もしくは WindowsPhone 機が大化けして出てくるか。


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