...pudding - diary

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2011-04-17

_ [オンガク] 道との遭遇


たいそうやばいフェスティバルでございました道との遭遇 ヒガシトーキョーミュージックフェスティヴァル

いろんなミュージシャンがいろんな組み合わせでステージにやってきます。

オーガナイザー権藤知彦氏は、何度も何度もステージに。出てくるたびに服装が違うという細かさ。

都築響一氏が連れてきたというインディーズ演歌歌手の方々は奇想天外でした。とくに合格さん。彼はたぶん何か違う世界で生きてる気がします。歌は「いじめ良くない!」という感じでちょうしっぱずれで、突然語り出すし自分の宣伝始めるしイイ感じでやばかった。


鈴木慶一×内橋和久×U-zhaan×上野洋子×大谷能生の即興実験音楽っぽいのが午後の陽気と相まってふわふわな気分に。

DE DE MOUSE は淡々と曲だけやって去って行った。しゃべってくれればいいのに!でもキラキラミュージックは健在。

コトリンゴ×U-zhaan×村田シゲ!!×神谷洵平×権藤知彦はジャジーでかっこよかった。音が踊りまくるラジオスターの悲劇、そして恋とマシンガン。そうくるか!もっときいてたかった。


そして唯一コラボじゃないひとたち、勝手に観光協会。不謹慎さがすがすがしくて客席の空気全部持って行った感じ。

原田知世×権藤知彦、夕暮れの時間と原田知世の横顔というだけで反則だろ。キレーだわ。

蓮沼執太×三浦康嗣×大谷能生×石塚周太×田中裕司×千葉広樹×権藤知彦、エレクトリックダンスポップ。康嗣の声とエレピ好きだわ。


音楽じゃないけど、ガツンときた。これはキた。やばかった、というのが、DUB挨拶をしかけたいとうせいこう×ダブマスターX。

いとうせいこうのあの語り口で、今起きている様々な事ごとに対し我々がどう心を持ったら良いのか、どうすべきなのか、という話を、熱く熱く朗々と語りあげてくれるのだが、そこに素敵なエフェクトを仕掛けるダブマスターX。

悪の衝動があるというのなら善の衝動もあるだろう、と。暗示の外に出よ我々には未来がある、と。

大事なフレーズにはギュッと締まるエフェクトをかけ、一文を言い切った後の空白部分はリバーブで語尾に壮大な広がりを持たせ。

うまい演説にダブの技術を持ち込むとこれはヤバいで。コロっといかされるで。


会場がシンとしたなにかピンと張った空気に包まれた中、奥田民生×三浦憲治が登場。アコギ一本で歌う奥田民生をひたすら撮影する三浦憲治。三浦氏が撮った写真はすぐステージ奥のモニターに映し出される。いい。

ラーメン食べたいを聴いてみんなラーメン食べたくなったはず。

後ろの席の若者たちが始まってからずーっとピーチクピーチク話してて五月蠅かったのだけど、奥田民生のステージでは無言で聴き入ってるし。

興味有るのは静かに聴き入りたいやろ、それは他の人が出てるときも同じやで、もうちょっと静かにしような若者たち。


一番最後に高橋幸宏×鈴木慶一×高野 寛×白根賢一×高桑 圭×堀江博久×高田 漣×権藤知彦。シメは高野寛が歌うトッドラングレンの I Saw the Light。袖から引っ張り出された奥田民生に高橋幸広が「知ってるでしょ歌え」。おろおろとする奥田民生かわいいw

そんなかんじの素敵な空気感あふれるフェスでした。よかった。たいへんよかった。にこにこ顔で帰宅した。


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