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2014-12-22
_ [デジカメ] 蛍光灯向けにチューンされているオートホワイトバランスはLED照明に弱い?
カメラには、写真の色味を正確に(もしくは表現したいように)調整するホワイトバランスという機能がある。自分でいちいちシーンに合わせて調整なんてやってらんないというモノグサさんのためにカメラがそれらしいシーンを自動で判断してたぶんコレじゃないかなという色味に調整してくれるオートホワイトバランスという機能があり、お気軽スナップな人たちはだいたいコレを使う。僕も使う。
僕はカメラは PENTAX K-5 を使っていて、こいつはオートホワイトバランスがそんなに賢い方では無いのだけど、それでもある程度はそれっぽい色を選び出してくれる。一般的なシーンではあまりハズレは無い。例えば家の中だと蛍光灯下でのそれっぽい色を出してくれる。
コイツが発売された時期はまだ LED シーリングは高価で一般大衆が飛びつくものではない頃だった。部屋の灯りと言えば蛍光灯が当然だった。だからきっとオートホワイトバランスは屋内と判断した場合蛍光灯向けにチューンされたアルゴリズムで動くのだろう。
蛍光灯と言ってもそんなに色はたくさんない。一般向けとしては昼光色、昼白色、電球色、という辺りの選択肢しか無い。だからカメラ側のオート機能もこの辺に合わせてチューンしておけば間違いないわけだ。
先日ウチのリビングは蛍光灯を廃し、LEDシーリングへと付け替えた。蛍光灯時代はどちらかといえば青白い系統の色味だったのが、ほんのりと暖色に傾いた色味になった。人間からしたら好ましい色だなと思える感じだ。さらに細かいステップで色味を変更することもできる。LEDシーリングは(機種にもよるけど)自分の好きな色の照明にすることができるわけだ。
さてこうなってくると、そんな照明事情は知らないカメラのオートバランスは大いに迷うことになるんでしょう。実際ウチの中でちびっ子たちのスナップをオートでパシャパシャとやっていたらどうにもおかしい。だいたい紫がかってしまっている。
オートがダメだからとプリセットの中から選ぼうにもどこにもマッチしない。このカメラが設計された頃には家庭内の照明が細かくいじれるなんてコトは一般的では無かったのだ。
あんまり良い例じゃないけど。三脚を立てて、カメラの設定はホワイトバランス以外は変更せずに2枚撮ってみた。照明はウチの天井の LED シーリング。
こっちはオートホワイトバランス。かなり紫がかってる。
こっちは灰色の紙(NIKONの18%グレーカード)でホワイトバランスを調整したあとのもの。見た目と同じ。
やっぱり面倒がらずにホワイトバランス調整した方が気持ちよく写真が撮れるね。
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