この日記は https://yapud.hatenablog.com/ に引っ越し中
2013-04-01
_ [Software] RHEL6 で pflogsumm をインストールする
Postfix のログを集計する pflogsumm というのがあります。RHEL5 には postfix-pflogsumm という名で存在していたのに RHEL6 で yum で検索してもパッケージがありません。どうしたのだろう。と思ったら別の名前でありました。
postfix-perl-scripts という名になってました。RHEL Server Optional というサブチャンネルにはいってました。 RHN にて RHEL Server Optional を有効にすると yum で取得できます。サブチャンネル有効化はコマンドラインからでもOK。x86_64 だとこんな感じです。
# rhn-channel --add --channel=rhel-x86_64-server-optional-6
postfix-perl-scripts のパッケージのバージョン表記は Postfix のバージョンに合わせたものになっています。でも中に入ってる pflogsumm は version 1.1.1 でした。紛らわしいバージョン表記です。
2013-04-02
_ [Software] Firefox 20 でプライベートブラウジングが便利に
Firefox 20 が出てました。
ダウンロードマネージャの風景が変わっていました。
しかしもう 20 か。
今回のバージョンでプライベートブラウジングが便利になっていました。メニューから新しいプライベートウィンドウを選んでも良いですが、おすすめは Ctrl+Shift+P のショートカットキーです。メインのウィンドウを閉じずにプライベートウィンドウが出せるようになりました。
機能とショートカット(Ctrl+Shift+P)は Internet Explorer と同じですね。
キャッシュ消さなきゃ状態初期化しなきゃ拡張機能OFFにしなきゃなんて時に設定いじるの面倒ですが、Ctrl+Shift+P でほぼプレーンな状態のウィンドウが簡単に出せるのでWebページのちょっとした動作テストをするときとかにとても便利です。
2013-04-03
_ [Software] RHEL6/CentOS6 に bind をインストールする
RHEL6 に bind を入れて動くところまで設定したときのメモ。
まずはパッケージのインストール。
# yum install bind bind-chroot
IPv4 オンリーの環境なので /etc/sysconfig/named
の末尾に以下を追記。
OPTIONS="-4"
/etc/named.conf
を環境に合わせて更新。
最小限の設定をするなら、
- linsten するインタフェースの指定
- query を許可するネットワークの指定
- 自分のゾーンファイルの指定
このあたりを指定すればよい。
全インタフェースで listen していいなら指定をコメントアウト。
// listen-on port 53 { 127.0.0.1; };
// listen-on-v6 port 53 { ::1; };
どこからでも問い合わせOKなら
allow-query { any; };
これでとりあえず動く。
RHEL5/CentOS5 の手順例などを見ると、rndc.key ファイルの読み込み指定と rndc での制御許可指定を記述するようになっている。例えば以下のような記述。
controls {
inet 127.0.0.1 allow { localhost; } keys { rndckey; };
};
include "/etc/rndc.key";
これは RHEL6/CentOS6 では記述する必要が無い。リモートで操作するのならその指定は必要だが、ローカルからの操作だけなら不要である。また、rndc.key ファイルも初回起動時に生成されるため別途の生成は不要である。
Red Hat Enterprise Linux 6 移行計画ガイド の 4.6.BIND の項より引用
rndc 管理ユーティリティを使用している場合は、 /etc/named.conf 内で controls ステートメントを指定する必要がなくなります。 named サービスは自動的にループバックデバイスを介して制御の接続を許可し、 named と rndc の両方がインストール時に生成された同じシークレットキーを使用します (/etc/rndc.key 内にある)
ゾーンファイルについては構築する環境に合わせて用意する。サンプルはネット上にたくさんあるだろう。ここは個別のゾーンファイルを用意しなくても起動するだけなら起動できる。意味があるかは別として。
用意できたらこんな感じで起動。iptables で dns 用のポートを開けてから起動、再起動時にも自動起動の設定。
# iptables -I INPUT -p udp --dport 53 -j ACCEPT
# iptables -I INPUT -p tcp --dport 53 -j ACCEPT
# service iptables save
# service named start
# chkconfig named on
ただし、/etc/init.d/named に含まれる初回起動時の rndc.key 生成コマンドは、乱数のソースに /dev/random を使用するため非常に時間がかかる。ハングしたか?と不安になるくらいかかる。サーバ機上に作った仮想マシンでは 5分かかった。おうちのPCで VMware Player 上に作った仮想マシンでは 7分かかった。とにかく待てば良い。のんきな人ならわりと大丈夫だ。
そんなに待ってられるか!という短気な方は以下のようにして初回起動より先に rndc.key を生成しておけば良い。乱数のソースに /dev/urandom を使うと /dev/random より断然速い。
# rndc-confgen -r /dev/urandom > /etc/rndc.key
だいたいこんな感じでいけるはずだ。
近頃はディストリビューションが標準値として用意しているモノがそこそこいいかんじなので、とりあえず動けばいいやというのなら無理に細かいパラメータを指定しなくて良いように思う。もちろんシビアにチューニングするときは細かく指定していくのだろうけど。
2013-04-04
_ [Software] Windows7 に Apache 入れててハマった (VirtualStore 機能)
手元の Windows7 機に Apache を入れてみた。インストール先は Program Files 配下。ちょっと設定を変えてみようと httpd.conf を編集して Apache 再起動してみるものの、何も変わらない。httpd.conf のチェックツールを起動すると、文法ミスしてれば指摘してくれるし、直せば通る。すなわちファイルは間違ってないと思われる。なぜだろう。
そうだった、Windows7 では Program Files 配下にユーザ権限で書き込んだファイルは違う場所に保存されるんだった。VirtualStore だ。 Apache が Program Files 配下にインストールされ、コレは SYSTEM 権限で動作する。そのあとユーザ権限で httpd.conf を書き換えて保存すると、ホンモノはそのままに、編集したファイルが別の場所に保存され、エクスプローラなどで見るとそれがオーバーレイして表示される。ユーザにはその事実は見た目ではわからない。
ユーザ権限で Program Files 配下に保存したものはこっちにある → %USERPROFILE%\AppData\Local\VirtualStore
httpd.conf のチェックツールもユーザ権限で起動してたから、VirtualStore の方のファイルをチェックしてたようだ。なるほど。
エディタのアイコンを右クリックして管理者として実行とするとホンモノの Program Files 配下にあるファイルを編集できた。
Windows が Program Files 配下を守るための仕組みだというのはわかるけど、フとしたときにすっかり忘れててハマるなあ。
ちなみに Windows が 32bit版だと Program Files だけど 64bit版だと Program Files(x86) ね。
2013-04-05
_ [Software][Zabbix] Zabbix で postfix の統計情報を監視する
Zabbix で postfix の統計情報を監視するには、サンプルがあるのでこれに従えばよさそうです→ Postfix Statistics with Zabbix
pflogsumm と logtail が必要とのことですのでまずはこのインストールから。ソースからビルドするのが早いんですが引き継ぎが面倒とかその他もろもろのアレでパッケージによる導入が楽ちん。
まずは pflogsumm ですが、ディストリビューションごとに違うのですが RHEL6 の場合は rhel-x86_64-server-optional-6 チャンネルを有効にしてから、CentOS6 の場合は特に細工の必要はなくそのまま yum で取得できます。
# yum install postfix-perl-scripts
logtail は epel にある logcheck パッケージに入っていますので、epel のリポジトリを有効にした状態で yum です。
# yum --enablerepo=epel install logcheck
これで前提条件がそろいました。logcheck については cron に登録され定期的に動作するようになっています。上記パッケージで入れると初期状態では /var/log/message と /var/log/security を監視するようになっていますがいきなり権限が足りなくてわりとエラーが出るので特に用がなければ止めてしまいましょう。
/etc/cron.d/logcheck のなかに記述されてるのでコメントアウトするなり /etc/cron.d/logcheck 自体を削除するなりして止めてしまいましょう。今回の目的は logcheck ではありません。
あとはリンク先にある手順の通りで行けます。
こちらの環境では zabbix_sender を使わず、pflogsumm の結果をテキストファイルに書き出し、それを zabbix-agentd 経由で取得するようにしました。通信の方向があっちこっち向くと Firewall の設定が面倒とかいうだけの理由です。
こんなシェルスクリプトを書き、crontab で 30 分毎に呼び出します。
#!/bin/bash MAILLOG=/var/log/maillog DAT1=/tmp/zabbix-postfix-offset.dat DAT2=/tmp/zabbix-postfix-stat.dat PFLOGSUMM=/usr/sbin/pflogsumm /usr/sbin/logtail -f$MAILLOG -o$DAT1 | $PFLOGSUMM -h 0 -u 0 --no_bounce_detail --no_deferral_detail --no_reject_detail --no_no_msg_size --no_smtpd_warnings > $DAT2
30分ごとの統計情報が /tmp/zabbix-postfix-stat.dat に記録されます。30分経つごとに直近30分の統計情報に書き換わります。ここから必要なデータを取ればよいです。zabbix_agentd.conf に追記するのは例えばこんな感じです。
UserParameter=postfix.delivered,grep -m 1 delivered /tmp/zabbix-postfix-stat.dat|cut -f1 -d"d" UserParameter=postfix.rejected,grep -m 1 rejected /tmp/zabbix-postfix-stat.dat|cut -f1 -d"r" UserParameter=postfix.bytesreceived,grep -m 1 "bytes received" /tmp/zabbix-postfix-stat.dat|cut -f1 -d"b" UserParameter=postfix.bytesdelivered,grep -m 1 "bytes delivered" /tmp/zabbix-postfix-stat.dat|cut -f1 -d"b"
これら作成したキーを30分ごと(1800秒ごと)に取得するよう Zabbix 側で設定します。できあがりです。
2013-04-06
_ [おでかけ] 横須賀でいちご食べまくってきた
津久井浜観光農園のいちご狩り に行ってきました。
いちご狩りをやっている農場はたくさんあるのですが、その多くが予約が必要という形式です。朝の天気を見て子供たちの調子を見てイイカンジだったら勢いでゴーという感じに出発したい我が家にとっては事前に予約というのは少し合わないんですよね。その点、津久井浜観光農園は予約なしでも行けるしハウスも多いので入れないなんてことも無くて安心なのでここに行くのです。
いちごいっぱいでした。30分間食べた食べた。甘酸っぱくておいしい。おなかいっぱいです。
みつばち部隊も忙しそうに働いていました。
レンタルミツバチさんなのですね。傭兵部隊か。ミツバチさんたちの作るハチミツもおいしそうでした。
2013-04-08
_ [Software][Zabbix] zabbix 2.0 のグラフでズームの目盛を増やす
zabbix 2.0 のグラフでズームの目盛というの?ワンタッチで 6h とか 1d とか 2w とか選べるやつ。あの目盛を増やす方法です。
1d の次が 7d なの納得いかないなーって思ってました。3d と 5d が欲しいなーって思ってました。簡単に増やせましたのでやり方をメモっておきます。
WEB の UI 用にファイル群を導入した先に gtlc.js というファイルがあるはずです。
zabbix-web-2.0.5 の rpm でインストールしていれば、同梱の /etc/httpd/conf.d/zabbix.conf に書かれているように /usr/share/zabbix に web インタフェースのためのファイル群がインストールされています。gtlc.js は /usr/share/zabbix/js/gtlc.js にあります。
このファイルの中から、var zooms = という行を探し、好きな数字を追加します。今回、3d と 5d が欲しかったので 3d と 5d を秒数であらわした数すなわち 259200 と 432000 を記入しました。こんな感じです。
var zooms = [3600, 7200, 10800, 21600, 43200, 86400, 259200, 432000, 604800, 1209600, 2592000, 7776000, 15552000, 31536000];
これでグラフの画面に戻ると。
3d と 5d が 1d と 7d の間に追加されました。めでたし。
2013-04-09
_ [Hardware] ThinkPad Helix 楽しみやね
国内初登場、脱着式ウルトラブック「ThinkPad Helix」
11.6インチというサイズでFullHDという解像度にクラクラきます。すてき。
ディスプレイ部分を取り外しタブレットとして使えるし、ノートPCとして使うときは TrackPoint も使えるし、そこそこの処理性能もありそうだし、コイツはちょっとステキな機種なんじゃないの。ちょっと使い心地を試してみたいね。
タッチ操作のみでビジネスの様々なシーンに…というのは少し言い過ぎな気もするけども。この高解像度モニタでエクセルの罫線を指先で操作できる?パワーポイントで画をキレイに配置できる?社内システムというレトロなWebアプリに並んだラジオボタンを選択できる?長文の言い訳メールをスラスラ書ける?というように。
おまえのビジネスのイメージはずいぶん小さくまとまってて狭いんだなと言われれば返す言葉もございません。
ビューワーとしてはたいへん優秀そう。
2013-04-10
_ [Hardware] 近頃のSSDは速いねえ
Lexar: 最大読込速度500MB/sを実現 大容量960GBをラインアップ「Crucial M500 SSD」新発売
最大 80,000 IOPS とか、ちょっと前のミッドレンジクラスなディスクアレイより全然強いじゃないですか。ちょっと苦しいなーって感じるくらいのDBサーバとか下手にせこせこチューニングするよりストレージをこういう速いのに乗せちまえば調査の手間にかかる人件費分さっくりペイできてしまうよなーなんて思いました。
階層型のディスクアレイな装置さわってみたいなー。下層はSASなりSATAなりのディスクを適当に並べてその上に数百GBのSSDをキャッシュとして置いてその辺うまく再配置してくれるコントローラに処理を任せたら実使用でどのくらい快適になるのか試してみたい。
2013-04-11
_ [Hardware] CPU の違いが知りたかった
よのなか、現役のCPUだけでもいろんなCPUがあってそれぞれどのくらいの違いがあるのか何が違うのか。買うときにどっちにするかなーって迷うことが結構あって。指標の一つとしてCPUのスペック紹介してるサイトが便利だった。
スペック見るだけならメーカーのサイトを見れば良いのだけどヒョイヒョイと簡単に比較したい。この比較ができるのがステキ。
サーバに乗せるCPUどれにしようかなー安くてそこそこのを選びたいのだけど、Xeon E3 1220 と Xeon E3 1220v2 って何が違うん?さらに E3 1270 だとどうなの?なんて思ったときに。
Intel Xeon E3-1220V2 vs Intel Xeon E3-1220
Intel Xeon E3-1270 vs Intel Xeon E3-1220V2
わかりやすい比較が出てくる。コレはなかなか便利だと思った。
2013-04-13
_ [オデカケ] ダムカードを集めたくなる青空でした
うちのこが、宮ヶ瀬ダムにあるあいかわ公園が好きで、それじゃあ天気もいいしいっちょ行くかと出かけました。せっかくなので新しく開通した圏央道の一部、海老名ICから相模原愛川ICまで走ってみました。圏央道としてはまだ構築途中ですし海老名から相模原に向かうユーザがまだ少ないのでしょう。道はガラガラでした。途中、厚木PAに寄ってみました。
こんな感じで、見事に何もありません。半分くらいはまだ何か建設できるような土地が空いています。圏央道が八王子方面へ接続されれば交通量もがつんと増えるでしょうし、その頃になったらPAの中にお店などができるんでしょうなあ。そのための予約スペースなのでしょうなあ。
あいかわ公園に着いたら一通りこどもちゃんの遊びにおつきあい。ふわふわドームというやつで、上でぴょんぴょん跳ねるの。すんごい楽しそう。大人は入っちゃだめなのでとても悔しいです。大人もぴょんぴょん跳ねたい。その後ダムを見に行きました。そしたら受付のところにダムカードなるモノが!ダムカード!ダムに行かないともらえないというダムカード!初めて知った!
今日ゲットしたのは宮ヶ瀬ダムとその直下にある石小屋ダムのもの。ふおー。これは集めたくなるね。
次はどこのダム行く?いっちょダムっとく?
ダム見た後は、アスレチックコースを何周もぐるぐると回ってようやく帰りましょうの令が出て帰途につきました。帰りは、国道412号沿いにあるパンの工場直売店オギノパンに寄ってあんパンをゲットです。こいつをむしゃむしゃと食いながら一般道をのんびりと走って帰ったのでした。
お天気も良く適度に風もありたいへんなレジャー日和でありましたのでこのオデカケは大成功と言って良いかと。これからすてきなお出かけシーズンとなります。毎週どこ行くか作戦を練らねばなりません。
そういえば大谷資料館のサイトが再始動してますね。もうちょっと暑くなったら涼みも兼ねていきたいわー。
2013-04-14
_ [いろいろ] 時計を干すと時間が合う
うちのリビングにある壁掛け時計はSEIKOの電波修正機能付き時計です。数千円のシンプルなヤツです。電波で時刻同期を行うことができるのですが、どうやらリビングの時計設置場所まで電波が届かないようで、普段は電波による時刻修正ができません。すなわち多くの時計がそうであるようにコイツももちろん放っておくと徐々に時刻がズレていきます。
時報を聞きながら背面のツマミを回して時刻合わせをしても良いのですがメンドクサイですね。じゃあどうすればいい?電波を受信させれば良いのです。リビングにあるから電波を受信できないのであって、ベランダに出してやれば電波を受信できるのです。
というわけで半年に一度ほど、ベランダに一時間ほど放置するということをやります。うちの娘にとっては、理屈はよくわからないがベランダに干すと時刻が合うようになる、という認識であるようで、時刻のずれが目に見えて気になってくると「おとーさーん!時計干して-!」となるわけです。
電波によって時刻同期をするということを教えたので知識としては頭の中に蓄積しているようですが、実際の行動はまさしく干している風にしか見えないわけで、なるほど、こちらも干している気分になってきます。時計を干せば時刻同期される。ここテストに出ます。
2013-04-15
2013-04-16
_ [Software][Zabbix] Zabbix 2.0 で JMX を使用して Java アプリを監視したい 1/2
Zabbix 2.0 より JMX(Java)監視機能 が搭載されました。監視対象に追加でソフトウェアをインストールする必要がないというのがなかなか魅力的です。とはいいながらもそのままでは値は取れず、監視対象側で JMX 監視ができるように設定しておく必要があります。ソフトウェアのインストールは必要無いが Java 側にパラメータの追加が必要と、そういう話です。
監視対象側で JMX を有効にする方法は以下リンク先の通りです。
JMX テクノロジを使用する監視と管理 - Java SE 監視および管理ガイド
JVM にいくつかのパラメータを設定することにより JMX がリモートから使えるようになります。とりあえずこんな感じで行けるとおもいます。
-Dcom.sun.management.jmxremote.port=10053
-Dcom.sun.management.jmxremote.ssl=false
-Djava.rmi.server.hostname=192.168.1.10
ポート番号は使いやすいポートを指定してください。java.rmi.server.hostname で listen するインタフェースを固定します。
監視ポートに対して知らない人が自由にアクセスできちゃあ困りますので、アクセス制御の仕組みは実装しておく必要があります。JRE_HOME/lib/management ディレクトリにある jmxremote.password と jmxremote.access でアクセス制御を行います。
jmxremote.access で、ユーザ名とそれに対して許可する操作を列挙します。
jmxremote.password で、ユーザ名とそれに対するパスワードを列挙します。
インストール時にサンプルで生成されているファイルの中を見ればスグわかる程度のシンプルな内容です。
jmxremote.password が曲者で、マニュアルにあるとおりこのファイルのアクセス権を正常に設定しておく必要があります。読み書きできるのはファイルの所有者だけ、ファイルの所有者=JVMの実行ユーザ、と設定する必要があります。
たとえば Tomcat の JVM を監視したい場合。Linux などであれば、実行ユーザが tomcat の場合は
# chown tomcat.tomcat jmxremote.password
# chmod 600 jmxremote.password
このようにオーナーを Tomcat の実行ユーザとしユーザ以外の権限を消しておきます。権限が正常に設定されていないと Tomcat が起動しません。
Windows で Tomcat の JVM を監視したい場合は、 jmxremote.password ファイルのプロパティよりセキュリティタブを開き、詳細設定ボタンより設定を行います。
Tomcat の実行ユーザが SYSTEM だとした場合、「アクセス許可」タブにて「アクセス許可の変更」を行います。親からの継承可能なアクセス許可を含めないようにし、許可するユーザを SYSTEM のみとします。
また、「所有者」タブより現在の所有者を SYSTEM へと変更します。これでファイルのアクセス権に関する問題は出ないはずです。
ここまでの設定で JMX が使えるようになりました。ローカルからでもリモートからでもよいので、JDK に含まれる jconsole で接続してみましょう。ホスト名:ポート番号、jmxremote.access で定義したユーザ名、jmxremote.password に記入したパスワード、これらを指定し接続すると様々なパラメータが見れるようになります。
まずはここまで。
2013-04-17
_ [Software][Zabbix] Zabbix 2.0 で JMX を使用して Java アプリを監視したい 2/2
昨日の続き。今度は監視するZabbix Server側。簡単にいきましょう。まずは java gateway を導入します。yum にzabbix のリポジトリを追加してある前提で。
# yum -y install zabbix-java-gateway
# chkconfig zabbix-java-gateway on
# service zabbix-java-gateway start
つぎに、zabbix server と java gateway の接続について zabbix server に定義します。 /etc/zabbix/zabbix_server.conf に以下を追記してzabbix server を再起動します。
JavaGateway=127.0.0.1
JavaGatewayPort=10052
StartJavaPollers=5
# service zabbix-server restart
ここまででサーバ側の設定は終了。
次は各監視対象の設定。ホスト設定画面にて「JMXインターフェース」の項に監視対象アドレスとJMXのポート番号を入力します。接続のためのIDとパスワードは各アイテムに設定するのですがアイテムごとにいちいち入力するのは面倒なのでホストにマクロ登録しておきます。
実際のアイテム設定は、認証部分はマクロを使いこのように設定します。キーのところは、 jconsole にて確認できた監視対象の Object Name を登録します。
データが集まってくるとこのように履歴の確認が可能です。
普段の傾向を知っておくと問題発生時に異常を発見しやすいのです。だから日々の履歴データ蓄積と目で見てわかりやすいグラフ表示がそこそこ大事なのです。
2013-04-18
_ [Software] Firefox の proxy を on/off するだけのアドオン QuickProxy
QuickProxy :: Add-ons for Firefox
QuickProxy をインストールすると、ステータスバーにボタンがあらわれ、このボタンをクリックするだけでプロキシのオンとオフを切り替えることができます。
Firefoxに設定してあるプロキシ経由接続と通常の直接接続を切り替えるだけの単機能なアドオンです。が、ぼくにとってはとても便利です。
普段はプロキシを通さないのですがVPN環境の時だけプロキシを通したい、みたいなときにボタン一つでオンオフが切り替えれてとても便利です。
複数のプロキシを登録してあれやこれやと切り替えるようなヘヴィーなヤツに用は無いぜ、一つのプロキシを通すか通さないかの二択しか無いぜ、っていう向きにはとても便利だと思うのでした。
2013-04-19
_ [Software] linux で nmon をつかってパフォーマンスデータを収集する
AIX に nmon というツールがある。パフォーマンスデータを表示したり記録したりするやつ。それの Linux 版をつかってみた。
普通に起動すると、 top の贅沢版みたいな感じになる。こんな感じ。
画面に出す内容は自分で選べる。c を押すと CPU、n を押すと Network というふうに、機能が割り当てられたキーを押すとそれに関するものが表示される。これが一つの機能。
もうひとつは、状態をファイルに保存する機能。CSVファイルとしてパフォーマンスデータを保存する。保存しただけでは役に立たなくて、中のデータをしっかり見る必要があるがこれを綺麗に整形してくれる Excel マクロがある。nmon analyzer だ。
nmon analyzer で nmon の動作記録ファイルを取り込むとグラフなどを作って問題があれば見つけやすいようにしてくれる。これはなかなに便利。
バイナリ一個で動くし面倒な設定もしなくていいし、手軽に使えてよい。
2013-04-20
_ [オデカケ] 相模湖から津久井湖へドライブしながらダム
お天気はイマイチだったけど朝から相模湖へ向かってみました。中央道を相模湖ICでおりて相模湖畔を走りながらダム方面へ。ダムのすぐ手前に相模湖公園がありここに車を停めました。事前に駐車料金などを調べていて、無料であると思っていたのですがどうやら週末や祝日は有料になるようです。ほかに停めるところもありませんし仕方なくここに駐車です。相模湖畔を歩いていると客引きのオッサンたちから次々と声をかけられます。みなさんボートの客引きです。小さな子も乗れるよー2000円だよーみたいな感じです。えらく寂れてる割には妙に高いな。華麗にスルーです。
本日の目的はダムカードをいただくということであります。相模ダムのダムカードを配布しているという相模湖交流センターに行かなければなりません。相模湖公園から歩くこと数分で相模湖交流センターに到着です。さてどうしたものかとロビーをウロウロしていたら受付のお姉さんから「ダムカードですか?」と声をかけられてしまいます。我々そんなにダム臭が出ていましたか。そのとおりです。人数分、ええ、三人分、はい、ありがとうございます。カードをいただいたあとは治水関連の展示をじっくりと眺めます。相模湖開発の歴史などを学習してしまいます。ここには相模湖ダムカレーなるメニューがありました。宮ヶ瀬ダムカレーに対抗したのでしょうか。カレーの写真の隣には重力式ダムとのコメントまであります。ご飯のよそい方にこだわりがあるのでしょうか。君、このご飯のよそい方積み上げ方はまさに重力式だねえ、などと語らうのでしょうか。ほほえましい風景です。
帰り際に受付のおねえさんが「ダムマニアの方が集まる…」「たくさんのダムマニアが…」「有名なダムマニアが…」などと妙にダムマニアという単語を強調しながらダムフェスタなる会が開催されると案内してくれました。どうやら次回は二度目だそうです。なかなかの濃さが感じられます。チラシを持って行けと渡されました。なるほど気になります。
さてそれでは相模ダムを、と思ったのですが、下側から見るにはどこへゆけば良いのかわかりません。単純にダムの下に行けば良いのですが。そっち方面の道に入って良いものやらどうやらわからず断念し、ダム湖側から眺めるに留めました。
娘は最初にこのダムの風景を見て一言「県ムってなに?」そう読むか!
湖面を見ていると泡で湖面が盛り上がる不思議なポイントがありました。なんでしょう。
これはどうやら水質浄化装置のようです。アオコの異常発生を抑制できる装置だそうです。すごいな。
さて相模湖を一通り眺めたら次は津久井湖へと向かいます。途中、廃業した飲食店をいくつも見ました。バブル期はさぞかし繁盛していたのでしょうな。すっかり寂れた感を醸し出しています。さて津久井湖へは30分もかからずに到着です。この辺はダムが豊富ですごいな。
城山ダムのダムカードは津久井湖記念館にていただけるとのこと。津久井湖には城山ダムをはさんで東側には水の苑地、西側には花の苑地、という休憩場所があります。どちらも相模湖とは違って駐車料金などはかかりません。安心して駐車できます。津久井湖記念館は水の苑地側にあります。
さて、津久井湖記念館に到着し受付の方に声をかけると待ってましたとばかりにカードを出してきてくれました。そして謎の「ご苦労様です」のお言葉。あ、はい。なにかこう一仕事やり遂げた感が出てきます。津久井記念館の二階にはダム建設にあたり住居を土地をふるさとを捨てなければならなかった方々の思い出の品などが展示されておりました。また住民補償にのみフォーカスした年表も展示されており、長い長い年月をかけて合意を得てきたのだなと、なるほどこちら側からの視点も大事なのだなと思ったのであります。
城山ダムは城山ダム展望台から眺めるのが良いです。大変ダイナミックな城山ダムの堤体を拝むことができます。
ステキな場所が用意されており大変ありがたいことです。じっくりと眺めていたらぽつりぽつりと雨が降ってまいりました。本日の行程はこれにて終了。雨に降られる前に全てクリアできたので成功です。やはりレジャーは早朝から動くに限りますね。
こちらは本日いただけたダムカードでございます。
ちなみに、相模ダムもしくは城山ダムから宮ヶ瀬ダムまで20~30分ほどですので初めても方でもカンタンに3つのダムを制覇できるかと思います。宮ヶ瀬ダムに行くともれなく石小屋ダムもセットで見れます。お得ですね。
2013-04-21
_ [いろいろ] DAISO で買った 三菱 CR2032 が予想外によく持った
TANITA の歩数計 FB-720 を使っているのですが、電池が切れたので交換しました。必要な電池は CR2032 を 1個です。コンビニや電器屋で普通に売っていますが、100円ショップにも売っています。100円ショップのは品質が悪いなどと言われていますがどうなのでしょうか。
近所の DAISO に置いてあった CR2032 は、三菱電機ホーム機器株式会社のものでした。
この写真は、一度開封してから撮影したのでパッケージがぐちゃっとしてます。電池の表面には MADE IN JAPAN と書いてあります。ほんとかな。
さて、交換してから気付いたのですが。なんと。前回も僕は同じ物を買っていたようです。そして寿命はちょうど一年でした。電池の表面に交換した日時を記入していました。
ちょっとびっくりしました。歩数計の説明書には6ヶ月持つと書いてありますので、カタログ値以上に動作しずいぶんと長持ちしたのではないでしょうか。
100円ショップの電池なかなか侮れません。
2013-04-22
_ [いろいろ] 水のカーテンはゆっくりと記録するのです
津久井湖畔に水の苑地という公園があり、水がカーテンのように流れる場所があります。裏側の通路を通ると、まるで滝の裏側に居るかのような気分が楽しめます。
せっかくなので写真を撮っておきましょう。カメラを出して、はいパシャ。
とやってみたのがこの写真です。オートで撮ってみました。お昼間ですからシャッター速度速めの 1/200s です。ブレてはいますが水滴がなんとなくわかるくらいに残りダサさが際立ちます。水が散ってるなぁって感じはわかりますが。ここはもっとカーテンみたいになってるんだよ!カーテン感が欲しいんだよ!
そんなときはシャッター速度を遅くすれば良いのです。三脚を持ち歩いていなかったので、手持ちでどーにか耐えれるあたり、1/10s を選択してみました。感度と絞りはカメラさんにお任せです。最低感度の ISO160、絞りに絞って F22 を選択してくれて、こんなかんじです。
カーテンみたいになったとおもいます。こういうときNDフィルターを持っていたら光量を減らせるので絞らなくても行けますね。
2013-04-23
_ [Software] Google Chrome (ver27 beta) で新規タブを空白にしたい
Google Chrome のベータ版を使っているのだけど、最近のバージョンアップで、新規タブにいろいろと余計な情報が表示されるようになってしまった。履歴とかお気に入りとか検索窓とかを新規タブに出さなくて良いです。そういうのは求めてないです。完全に空白のページが出てくれたらそれで良いんです。どうしたら良いかなー。
とおもっていたらステキな拡張機能がありました。
Chrome ウェブストア - Empty New Tab Page
新規タブが空白になる、ただそれだけの機能なのですがとても心地よいです。ほんとは Chrome 本体に新規タブをどうするかのメニューが付けばいいのだけど。
2013-04-24
_ [オコサマ] だっこひも、ルイエマノンがかわいくて使いやすい
息子が生まれてからしばらく、だっこひもはエイテックスの フロントキャリー を使っていました。
これは両肩で支えるタイプで、対面抱き専用のものです。娘の時はこれで充分でしたので同じように思っていたのですが息子の場合なかなか難しいぞという状態になってきました。
娘は小さくて軽かったので両肩で支えるので全然問題なかったし、抱っこひもにヒョイッと入れるのもとてもカンタンでした。
しかし息子はずいぶんすくすく成長し結構な重さで、支えが両肩だけだと結構ずっしりときます。肩に疲れがどんどんたまってゆきます。子供を入れたり出したりも一人でやりにくいです。さあどうしようかと思っていたところで。
軽くて、持ち運びも楽ちんで、肩と腰で支えるタイプで、対面抱っこと、できればおんぶも可能なヤツがいいなーと妻が探してきたのが ルイエマノン です。オールリネンで軽く手触りもよく色もカワイイときてこれは是非実物を確認せねばなるまいと取り扱いのある店舗に行ってみました。
横浜市センター北駅前にある Yotsubako に入っている KOSELIG SHOP です。お店の真ん中にでーんと飾ってありましたので早速試着を申し出てみます。なるほど一人で簡単に着脱できます。
腰ベルトを固定してからおなかに子供を抱っこし、右肩、左肩、と順に肩ベルトを通し、最後に首の後ろでパチンと固定します。って説明が難しいな。実物だとカンタンなのだけど。
こどもの体重が肩と腰とに分散されてラクチンです。色もアースカラーというのでしょうか優しい色で使いやすいです。
2013-04-25
_ [Software] Notes 9.0 日本語版出たし Linux x86_64 のバイナリも出たし
IBM Notes/Domino 9.0 Social Edition は、企業をソーシャル・ビジネスの実現に確実に導きます
IBM Notes/Domino 9.0.x Social Edition のダウンロードについて - Japan
Linux x86_64 用の 64bit バイナリも出てきました。使ってみたいところです。
今のところまだインストーラをダウンロードしただけですけども、でかくなったね。
サーバ本体が 900MB くらい、Language Pack が 500MBくらいあります。
一つ前の 8.5.3 では 本体が 600MB くらい、Language Pack が 300MB くらいでした。何がこんなに増えてるんだろう。今度ためしにインストールして眺めてみよう。
2013-04-26
_ [デジカメ] K-5IIs やっぱり解像感が素敵そう
PENTAX K-5 IIs【第3回】レンズの描写力を引き出すローパスフィルターレス
この記事を見て画像を見比べるとやっぱり K-5IIs の解像感は素敵だねえ。いやしかし、もう少し K-5 で頑張ろうと思います。
2013-04-27
_ [オデカケ] 日原鍾乳洞
以前から行ってみたかった日原鍾乳洞。東京の秘境奥多摩にある大きな鍾乳洞。日原鍾乳洞を紹介する様々なページを読んでみるとどこも交通について気をつけるようにと書いてあります。駐車場が少なく、道も細く渋滞になりやすいとのこと。渋滞はとても苦手なので混む前に到着したいところです。レジャーは朝が命です。おうちを出てガソリンがあまり無いことに気付きました。まずは給油。川崎のガソリンスタンドで給油したのが午前6時15分、これを出発としましょう。
ルートは全て一般道です。府中街道などを使い聖蹟桜ヶ丘の辺りまで、そこから多摩川をわたり新奥多摩街道をひたすらすすみます。そして青梅の辺りから都道45号線で多摩川沿いをどんどん上流へとむかいます。
途中、青梅線白丸駅の辺りで白丸ダムに気付き急いでダムを見に行きます。
渓谷に作られた小さなダムでしたが展望台が渓谷に向かって突き出ておりとても高いです。足がすくみます。吸い込まれそうでした。ここで8時30分でした。さて鍾乳洞が渋滞しては困ります。急いで元の道へと戻ります。
青梅線の終点である奥多摩駅を過ぎると、都道204号線、日原街道へと入ってゆきます。さあここからが噂の道路です。気を引き締めていきたいと思います。いきなり細い道で、これ対向車が来たらスレ違えるのかなあ?と心配になりながら進んでゆきます。途中何カ所も壁面の岩山が崩落しているところがあり、補修の工事が行われていました。
工事をしているところは当然ながら一車線です。警備員さんの指示に従いながら進んでいきます。ところが結果としては拍子抜け、運良く対向車に出会うこと無く、もちろん後ろからついてくる車もなく、すんなりと鍾乳洞まで到着してしまいました。季節的なモノもあったのでしょう、時刻的なモノもあったのでしょう。駐車場にも先客の車が2台だけ。このガラ空き具合がたまりません。
9時5分に到着できました。出発してからだいたい3時間というところでしょうか。なかなか優秀なのではないかと思います。さてここから鍾乳洞へ向かいます。が、さっそく不安な看板がお出迎えです。
この奥に大きな駐車場があるらしいのですが、道がダメになっており行けないという表示だそうです。すぐに日原鍾乳洞の入り口が見えてきました。
手前のはチケット販売所、奥に見えるぽっかりとあいた穴が入り口です。すぐ下を清流がながれており大変心穏やかな気分になれます。
入り口で、出てきた先客たちとすれ違いました。すなわち、いま中には誰も居ません。これから我々だけが貸し切り状態で潜るわけです。中に入るとひんやりとした空気です。岩の隙間にできた暗い通路に胸が高鳴ります。
まさしく岩の裂け目といった通路を進んでゆきます。この時点では「へぇー、こんなもんか」くらいの気持ちでおりました。鍾乳洞感はあまり感じられません。これは洞窟ですね。気分は洞窟探検です。そんな軽い気持ちを大広間がガツンと打ち砕きました。すげえ。これはすげえ。
めっちゃ天井高い!広い!声が響く!これはいい!これはとても良い興奮する洞窟!本日のハイライト!この絶景を貸し切り状態とはちょっと素敵すぎやしませんか。広間の奥の階段を上ってゆくと、死出の山というちょっと怖い名の場所を通過し、縁結び観音というたいへんほのぼのとした名前の観音様へとたどり着きます。とりあえず拝んでおきます。
しかしこの観音様、よく見ると周りになにやらお供え物がたくさんあります。
なんと恋愛成就のお守りのようなものでした。しかし顔色が悪いのや崩壊してるのやらその他様々でかなりのホラースポットになっておりました。恋愛成就ってこんなにドロドロしてるのかな…こわいな…
横の小道を抜け、十二薬師堂というところへ。ここの岩肌が妙にキラキラしていますがコレなんだとおもいます?
全部コインのようです。おかね。硬貨。たぶん。奥の方はよく見えませんが手前の方はコインでした。お賽銭に囲まれているような感じでした。
ようやく折り返し地点です。ここからは来た道とは違う道を通り出口へ向かいます。新洞というルートで、ようやく鍾乳石が見れるということです。ただし階段が急なため年寄りや体の弱い方は十分に注意せよと書いてあります。怖いですね。行ってみましょう。確かに細くて急な階段がいくつもありアップダウンも激しいです。今回我々は、妻が子供をおんぶし僕が荷物を全部持っていたため、双方ともなかなかに疲れました。手ぶらでしたらそうでも無かったでしょうけども。
小さなツララがいくつもできています。こいつらは3センチ伸びるのに200年もかかるという途方もない時間の中でできあがってきた造形だそうでいやほんとよく頑張ったねと。最後に急な階段を降りてどうにか出口にたどり着けました。時計を見ると、1時間ほど潜っていたことになりましょうか。最初は少し寒いなと思いましたが、最後に怒濤の上り下り責めがあったため体があたたまりちょうど良かったという感じでした。
日原街道帰りのルート、コレは少し面倒でした。太陽も高くなってきて多くの方が活動を始めたのでしょう。日原街道ルートにも上りの車が数台ありました。僕らは下りです。細い道です。当然すれ違えません。上りの車に出会うたびにバックして待避場所まで戻って、また出会ったら戻って、と進んでは戻りを繰り返しようやく抜け出すことができました。コレ数台対向車に出会っただけでもわりと大変だったのに、ガッツリ混んだりしたらどうするんでしょう。帰れないんじゃないか、そんな気さえしてくるルートでした。幅の狭い軽自動車ならヒョイヒョイと行けるのかもしれません。
しかし楽しかった。大変興奮した。ステキな洞窟探検旅行でした。早起きが苦でない方は、混む前の時間帯を狙って行ってみることをお勧めしたいです。上着は簡単なパーカーなどがあればよいです。足下はスニーカーと、もし足腰に自信がなければ手すりをつかむこともあるでしょう、手が汚れるのがイヤなら軍手など装備していっても良いかもしれません。鍾乳洞入り口にあるおトイレは個室は狭く汲み取り式で便器の下は奈落の底です。そういうおトイレは苦手であるという場合は、事前にしっかりと済ませて置いた方が良いかと思います。
ちなみに、以前
2013-04-28
_ [オデカケ] 小河内ダム
奥多摩に来たらば奥多摩湖へ行かねばならないでしょう。小河内ダムを見なければならないでしょう。奥多摩駅前から奥多摩湖へ向かいます。15分ほどで奥多摩湖畔へと到着しました。
奥多摩 水と緑のふれあい館 併設の駐車場へと駐車します。ここへ来たらもちろんダムカードをいただかなければなりません。受付のお姉さんに問うとニコニコと出してくれました。
ダム湖を見ると、水がずいぶんと減っており、木々の緑と水面の間に地肌が出ているのがわかるかと思います。
ダムのゲートの元へも水が来ておらず、今ゲートを開けても水は出ませんよーみたいな状態です。
一通りダムを眺めたらさっさと帰宅です。また青梅市の方を通って帰っても良いのですが、昼も過ぎており街中の道路の混雑が予想されます。せっかくですから違うルートから帰ってみたいと思い、山梨県の上野原ICを目指すこととしました。奥多摩周遊道路で数馬温泉の辺りを通り檜原街道を通り五日市の辺りに出るのも楽しそうですが、そこから先が大変そうなので今回は山梨方面ルートを選んでみました。
小菅村にさしかかると、鯉のぼりが空を舞っていました。
このあたりは多摩川の源流だそうで、大変キレイな川が流れておりました。釣りをしている人も多かったです。宿もたくさんあり、トレッキングやフィッシングの方が宿泊込みで遊びに来るのかななんて思いました。温泉もあるようで、はいりたかったですが時間もあまりないためほぼ通過という感じでした。
国道139号線から県道16号線に入ります。ここからがなかなか細い道でした。くねくねと曲がっており細い道で、時々すれ違う車があるのですが脇に寄ってやり過ごすという感じでした。いくつもの小さい集落があってそれを繋いでいる道路という感じでした。ちょうど藤の季節で、山には野生の藤がたくさん咲いており美しいですねコレは。杉の木に巻き付いて咲いている藤もあり、まるで杉の木に藤が咲いているかのようでした。そういえば標高が高いところではまだ桜が残っていました。たぶん八重桜の仲間であろうかと思います。山道をひたすらくねくねと下りようやく上野原ICです。
何度も通るのは疲れるかもしれませんが、信号や渋滞とは無縁で山道をめいっぱい走れるのは魅力ですね。一度通ってみるのは楽しいかと思います。奥多摩行くときの選択肢の一つになりますね。
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