...pudding - diary

この日記は https://yapud.hatenablog.com/ に引っ越し中


2014-08-15

_ [いろいろ] ストリートビュータイムマシン

実家で飼っていた犬が今年の3月11日に天国へ行った。黒のラブラドールだが名前だけ聞くとまるで黒ではないような、そう、マロンと呼ばれていた

帰省したときにかつてマロンが暮らしていたところを見るとなんだか寂しい気持ちになった。庭の一角にあるマロンが生活していた空間は、そこだけまだぽっかりと空いているようで不思議な感じがした。

昼飯を食べたあと、弟と Google Map の話をしていて、そういえばこの辺りはストリートビューカー来ているのかなあってパソコンの画面を見てみると。来てた。ストリートビューでウチの風景が見れた。へー、こんなイナカまで来てるんだねえ。

そう言いながらフと犬小屋の辺りへとスクロールすると。


いた!マロンだ!マロンがいる!四畳半ほどの土地に一軒家まで与えられてのんびり優雅に暮らしている姿が!

「ほんまや!マロンがおる!お母ちゃん!」

すぐさま母が飛んできて画面をのぞき込む。

「マロンや!マロンがおる!お父ちゃん!はよ!はよ来て!」

急がなくても画面の中身はなくならないよ。

二年前、ちょうど撮影された頃の話についてひとしきり盛り上がった。

このストリートビューのデータはいつまでのこり続けるんだろうか。ある日新しいデータに置き換えられてしまうのだろうか。そうしたときに過去のデータに戻ることはできるのだろうか。

ストリートビューカーが通ったその日そのときの風景をそのまま残してその日そのときの風景を何度でも再生できるストリートビュー。まるでタイムマシンみたいだ。Googleの中のこの辺りの風景はマロンが元気だった頃のままだ。ずっとこのまま時が止まっていてくれたら。

ちなみに植木鉢に自動でぼかしがかけられているのだが、なにか問題があったのだろうか。コンピュータは植木鉢が何に見えたのだろうか。


2014年
8月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
Twitter : @moriya_jp