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2014-08-30
_ [いろいろ] いってらっしゃい、バケツ稲
小学校が夏休みに入る直前、子どもが学校からバケツ稲を持ちかえってきた時は、学校もなんと面倒なものを押し付けてきたのだろうと迷惑に思っておりました。ベランダに土と水を用意なんかしたりしたら虫が来ちゃうじゃない!キー!なんて思っておりました。
ところが水やりをしてみたり、どんどん背丈が高くなったり、稲穂があらわれたり、なんていう変化を毎日見ていると、だんだん可愛くなってくるものです。稲穂だよ稲穂、どんな味の米になるのかなあと楽しみになってくるじゃありませんか。
もうこんなに大きくなっているわけです。
ベランダにドーンと存在しているわけです。洗濯物を干すときにほんのりと邪魔なのですがそれでも可愛いように思えてきたところなのですが。
小学校の夏休みが終わり、また学校に持って行くことになりました。学校でうまい米になるんだぞ、と送り出すのでした。送り出すというか、親がエッコラセヨッコラセと運ぶんですけども。
学校には、ほかの子のバケツ稲も集合しはじめていました。たわわに実っているバケツ、頭を垂れ始めているバケツ、なーんにも大きくなっていないバケツ。
それぞれのバケツにそれぞれのご家庭のストーリーがあるのでしょう。
子供ちゃんは夏休みの自由研究テーマに米を選びました。実家の父が米を作っているので、その話を聞いたりして模造紙にまとめあげたのでした。
父は日本晴という品種をつくっており、その理由は「そこそこうまいし、丈夫だし、収穫時期が遅めだから収穫が比較的暑くない。コシヒカリはもうちょっと早いので暑くて大変」というものでした。なるほど自分が快適なのは大事です。
子どもが「米を作る上で大変なことは何か」と問いましたところ「あぜ道の草刈りが大変」とのことでした。米に直接かかわる話ではなくて子どもちゃんはキョトンとしていました。
やはりどの分野も運用が大変なのです。成果物には直接反映されないのでユーザには見えにくいのですが、環境を常に整え続けるというのはなかなか評価されにくいですがどうしても必要なことですね。
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