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2014-11-27
_ [Software] それで結局 IBM Verse ってなんなんさ
今年1月に発表された "MAIL Next" と呼ばれていたものが今回 IBM Verse という名を付けて正式発表されたってコトなのかな。ふわっとした概念っぽい話ばかりで実際の部分がまだあんまり見えてこないのでどう反応したモノやら。
によると、
当ソリューションは、ユーザーが検索する特定の情報を受信メール、他のあらゆる種類のコラボレーションの履歴、コンテンツから抽出して取得できるファセット検索機能を実装しています。また、IBMのアナリティクス技術を使用して、その日のユーザーの最も重要な業務を示す「概要」ビューを提供します。各ユーザーの傾向や優先事項を経時的に学習することで、特定のプロジェクトや関係者情報などを即座に提供します。
その日の最も重要な業務を自動的に示してくれるのがウリの機能なのかな。利用者の傾向や優先事項を徐々にに学習していって今必要なプロジェクトや関係者情報を自動で提供してくれるらしい。
確かに多すぎるメールの処理に埋もれてしまうっていうのは正しい仕事の姿じゃないわな。もし優秀な秘書のように動作してくれるというのならミラクルだ。
英語ってその言語自体の性格かもしくはそれを使う文化圏の性格かわかりませんけど内容を明確に伝えるようにすることが多いって言われてるじゃないですか。だから内容から解析してこれは他人への依頼、これは他人からの依頼、これはただの情報、みたいな感じに分けやすいんじゃないかって思うんです。
だけど直接表現を嫌う文化圏のメール文書は解析しても上手くタスクに落とし込めるのかな。できるんだったらいいな。
先日、ちょっとした調べ事を依頼されてまとめた結果をメールしたんですよ。そしたら「ありがとう」という意味の返信メールが来まして文末が「引き続きご支援よろしくお願いいたします」となっておったわけです。これどうやらその人的には、引き続きもうちょっと詳細に調査し報告したまえという気持ちを込めたものだったらしく、僕は完全にスルーしていたのでアレ?アレ?ということになっちまいました。
いちいち重箱の隅を突っつく系のクレームだけは真剣系のひとが「大事なメールを見逃した!」とかいちいち社内情報システム部門に怒りをぶつけてくるシーンがなんとなくほんわり浮かびます。
ニュース - 「メールをメールボックス中心から人中心へ」、IBMが「IBM Verse」を発表:ITpro
によると、
IBM Verseはメールサービス「IBM SmarterCloud Notes」や解析サービス「IBM Digital Analytics」などを利用するフロントエンドソフトウエアで、電子メールやスケジュールの機能に加えて、ファイル共有やチャット、ビデオ通話といったビジネスでのコミュニケーション手段を1つの環境に統合する。
ということなので、バックには Domino があって、フロントが Verse なわけだね。オンプレで扱うには Domino 以外に Analytics 系のモノもやはりオンプレで動作させておかねばならんのかな。準備が面倒そうだけど動けば面白そう。
2015年第1四半期にSaaS版、その後にオンプレ版も投入とのことなのでクラウド心配性の人にも安心だな。
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