...pudding - diary

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2011-10-02

_ [Hardware] HP Photosmart Wireless B110a

プリンタを買った。

いままで HP PSC 2355 オールインワン という機種を使っていた。

USB接続なスキャナとプリンタの機械だ。

そろそろうちもワイヤレスが欲しいねという話になっていたところにこの話が飛び込んできた。9月30日のことだ。

Amazon さんで HP Photosmart Wireless B110a インターネット直接接続・無線対応・黒顔料・4色独立インク A4インクジェット複合機 CN248C#ABJ こいつが3600円だと。

なんやて!換えのインクを買うより安いじゃねえか。しかも無線LANに対応できてしまうじゃねえか。

ちょっと待て一晩考えよう冷静になろう。

 

結局のところ Amazon さんの在庫は一晩のうちに無くなり、マーケットプレイスの店舗さんの在庫が表示されるようになった。

10月1日現在では最安時の倍ほどの価格になっていた。一年前の機種だ。この価格ではうまみがまったく無い。

試しにヨドバシさんで検索してみたら、10月1日現在 3980円であると。送料無料であると。すでに10月1日深夜であったが今注文すれば10月2日、すなわち翌日の配達が可能であると。

たまっているポイントを使えばどえらい安さになる。もう5年も前の機種‐時々インクがかすれる‐にしがみつく必要は何も無い。

というわけでポチッと注文したら今日の昼に届いた。速かった。

 

箱を開けてみて「おおっ!」と思ったことが一つ。

プリンタの本体がエコバッグのような袋に入っているのだ。


こういう、そこそこの大きさがあり、重さもあり、箱にきっちりおさまっているものを取り出すのは大変なのだが、袋の取っ手を持ってひょいと持ち上げるだけで簡単に取り出すことができた。コレはステキである。

しかもそこそこしっかりしてるっぽいので、エコバッグとして使えそうである。

 

設置に必要な面積は今まで使っていた PSC 2355 と同一だったため、特に問題なく設置できた。

PSC 2355 の時に困ったことが一点あった。本体はそこそこコンパクトなのだが、コンセントがでけえ。ACアダプタが弁当箱サイズであり、AC電源のケーブルが極太で長いのだ。プリンタのフットプリントは小さいかもしれないが、その周辺にこのでかい物体を格納するスペースが必要であるというのはWebサイトの仕様のページにももちろん記載があるわけでは無く予想外のガッカリポイントだった。

これが改善されていてホッとした。


この写真の、上が Photosmart Wireless B110a のACアダプタ、下が PSC 2355 の AC アダプタである。全然違う。

プリンタ本体の設置面積は変わらなかったが、ACアダプタが小さくなってくれたおかげで従来よりごちゃごちゃせず設置できるようになった。

新規ユーザにはどーでもええ話だろうけど、従来機からのユーザにはうれしい点。

 

セットアップは簡単だった。電源を入れ、付属液晶画面に表示される指示に従い順々に進めていくだけ。無線LANのWPAキーの入力は画面に表示される文字をカーソルキーで選ぶという少々面倒なものだったが一度設定してしまえば二度とお目にかかることは無い。特に気になる点では無かった。

付属ソフトウェアの導入も特に問題なく、普通文書の印刷にはなんの問題も無い。格安エントリー機ではあるが数年前のエントリー機に比べると速くなり、静かになり、綺麗になっている。

写真印刷はさすがにエントリー機だけあって、粒状感が気になるという品質ではあるが、そもそも写真作品を印刷するような機械ではない。期待しなければ、そこそこ出るじゃないかと思える。インクはずいぶん濃いめに出ているように思える。

しかしワイヤレスというのはかくも便利なものなのかと感心してしまった。わざわざ線を繋ぐことなくヒョイヒョイと印刷できてしまう。USB 接続の面倒さから解放されただけでも良い買い物だったと言わざるを得ない。

 

本体液晶画面にて操作できる項目内にスキャンがある。スキャンしたものをJPEGもしくはTIFFもしくはPDFにしてPCに送り込むことができるのだ。

本体にスキャンしたい原稿をセットしてボタンをヒョイヒョイと操作するだけでPCにファイルがぽいっと放り込まれる。

ドライバを導入したPCがネットワーク内に複数あると、どのPCに送るかの選択肢が出る。一台だけだとこの選択肢は出ない。

プリンタ側もかなりインテリジェントになっている。

 

本体液晶画面にて操作できる項目内に、追加アプリのメニューがある。ネットワークに繋がるだけあって、HPのサイト上からテンプレートなどをダウンロードしてきて印刷してくれるのだ。

カレンダーであったり空欄のフォームであったり。子供ちゃんに好評だったのは塗り絵用の線画だ。試しに一枚印刷してあげると塗り絵に夢中になってくれる。こどもの相手をしながらセットアップするタイプの方にはこれは便利である。しばらくこちらにちょっかい出さずに静かにしていてくれる。

 

スマートフォン対応というのもおもしろい。ぼくは Xperia Arc をつかっているので専用のアプリを入れれば一応印刷できる。まあそんなもんか、という程度。

しかし iPhone への対応具合はすごい。iPhone ユーザの妻に試してもらったのだが、写真一覧であるカメラロールや、WEBブラウザであるところのサファリから印刷ができる。iPhone 標準の印刷機能で印刷できるのだ。

何の面倒もない、指先でヒョイヒョイと選んで印刷をタップすればスグに出てくる。なにこれすごい。

iPhone に専用のアプリを追加すると、スキャンまでできてしまう。スキャナで取り込んだものが iPhone 上にぴょこっとコピーされる。なにこれすごい。

ワイヤレスまじステキ。

 

インク買いに行ったときについうっかりかわりに買ってしまうレベルの価格でここまでの機能が詰め込まれているのはちょっと何なのどうなってるのと言う感じなので、安かったらものは試しにと買ってみてもいいと思う。

ワイヤレスマジ便利だから。


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