...pudding - diary

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2016-09-17

_ [Hardware] Roland HP-603

今まで使っていた Roland の電子ピアノ HP-2700 、さすがに20年以上昔の機種ですから不調が出てきており、一番下のドの鍵盤が押したっきり戻ってこないことがあるなんて状況が発生してきまして。

じゃあ新しいのにしますかと、同じ Roland の HP-603 にしました。

Roland - HP603 | Digital Piano

おもに中学生の娘が使います。ピアニストを目指しているわけでもございませんし、ホンモノ信仰者ではないので電子ピアノで十分です。

各メーカーから各種出ていますが、いわゆるエントリーというラインのものから選びました。このへん比較する方は皆さん大体同じようなの比較されると思うのですが、ヤマハのCLP-535、カワイのCN35、場合によってはカワイのCA17(コイツはチョイ上)、そしてローランドHP-603くらいでしょうか。

店で娘に各機種さわってもらって、どうかね、と聞いてみたところ「あんまり違いわかんね。どれにしたって使ってるうちに慣れると思うし。今の機種がローランドだから同じローランドでいいよ」とのこと。

どのメーカーも、ちょいちょいの差異はあるものの基本性能は同じようなものです。

例えば鍵盤だと、アコースティックピアノで鍵盤を弱く押さえ切った時にちょっとしたクリック感がありますが、ああいう感じを各社再現してきています。このようなピアノっぽさを取り入れてるモデルの中で一番安価なやつをエントリーというようです。

これより安いラインのは、鍵盤にこういうコダワリの機構が入ってないような感じですね。音源などは世代が同じならほぼ同じだったりします。

例えば同時発音数など、256音だとか384音だとか無制限だとか数字を見ると差はありますが、実際に弾くとそんなに同時に鳴らしませんからね。88鍵ですからね。

そしてフラグシップ機ではない、というところ。言い方は悪いですが、まあ、手を抜いてるわけです。モノづくりをサボってるわけじゃないですよ、そのコストに見合った範囲内で妥協してあるわけです。

エントリー機ですから細かいところを見ていくとあれこれと気になるところは出てくるでしょうけど、鍵を押してきれいなピアノの音が出るというのはどのメーカーも同じ。

さて都会の住宅事情で寸法にシビアな場合、ヤマハの機種が選択しにくいという場合もあります。電子ピアノですから様々な操作スイッチや液晶画面がついているのですが、ヤマハの機種は鍵盤の左側にスイッチ類が集まっています。すなわち、機械全体の横幅がローランドやカワイに比べると長いのです。数センチですが。うちは設置場所事情によるその数センチによりましてヤマハは最初から選択肢になりませんでした。

上位機種になりますと、木製鍵盤を採用しまさしく本物と同じを主張し始めるのですが、そこまで金出すならホンモノを買えよと思わなくもないですし、ホンモノと同じにすると本物の利点を得られますが同時に本物の欠点も受けいれなければならないのではないかと思ったりもします。たとえば木製であるがゆえのメンテナンスであったり。

樹脂は優秀だよ。使ってた20年以上前の電子ピアノ、もちろん樹脂鍵盤だったけどノーメンテナンスで全然変質しなかったからね。

昔の機種はほんとピアノの音が鳴るだけだったけど、今の機種たちはほんとに多機能だね、まさしくコンピュータだね。ファームウェアアップデートなど提供されていて、おお、コンピュータだと思いました。


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