...pudding - diary

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2018-02-17

_ [クルマ] いつか自動運転が来るのだろうけど過渡期大変そう

センサや半導体の高性能化、AIと言われるソフトウェア群の高度化、低コスト広帯域の通信回線、様々な条件がいいかんじに揃いつつあり、自動車は自動運転にぐんぐん向かっていくんだろうとなと思いながら運転していたときのこと。

細い道路でズラッと路駐。よくあるシーンである。

ここは片側車線が路駐で埋まってしまっているため、反対車線にはみ出さないと通り抜けれない。

これセンサだけで判断しようとしたら、ただの渋滞との違いがわからないだろうし、法規制に厳密に従うプログラムであれば反対車線にはみ出して走ることもできないだろう。

人間の経験と機転でここは切り抜けた。

経験ならばコンピュータの得意とするところだ。幾多のドライバーの運転を記録し、学習させればよいのである。人間は1人分の経験しか蓄積できないがコンピュータはおびただしい人の経験を蓄積できる。その中から最も良さそうなパターンを組み合わせ動作すれば良いのだ。

交通ルールを破ってもいい瞬間というのはIF文の積み重ねでは無く、経験から導き出したパターン(もちろん学習内容とともに変化する)でそのときそのときのベターな判断をするようになるのだろうなあ。

さて安心したのもつかの間、今度は年度末の風物詩、道路工事に出くわした。片側車線は完全に閉鎖され、警備員の旗に従い順に走行する。なんてことないよくあるシーンである。

ここは自動運転ならどうするのだろう。データの整備(運用)も必要になってきそうじゃないか。例えば工事業者は地図システムに工事情報を入力し、車はその情報を元に工事中であることを認識できたりするだろう。

警備員の手旗は個人ごとに個性があるが人間なら経験から旗の意図を判断しているし、なんならオジサンとのアイコンタクトも併用したりしているだろう。

経験からパターン化し判断するのはきっとコンピュータにもできる。アイコンタクトのような、意図を相手に示し相手からのフィードバックとすりあわせて行動を決めるのはどうだ。極端に細い道でのすれ違い時に発生する譲り合いでも同じだろう。

すべての車が電脳化されれば車同士の通信で意図を交換し合い効率の良い順で動作することが可能だろう。その前の過渡期がものすごくヘヴィなのではないだろうか。こういうシーンでは、人間に運転を委ねることになるのかもしれないなあ。そのタイミングを判断するのも、IF文の積み重ねではなく、経験から導き出したパターンにマッチさせてのことになるんだろうなあ。

あー!機械の考えていることはわからん!


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